[リサーチ]「スコットペリーの発音大学」は別の教材だった?
2015/08/27
レビューでも概要を書いていますが、「スコットペリーの発音大学」の詳細を色々確認していたところ、テキストの内容やDVD 1枚目のアナウンスなどで一部理解できない、というか疑問に感じるところがいくつかあったため、独自に調査をしてみました。
「スコットペリーの発音大学」を購入して疑問に思った
「スコットペリーの発音大学」の DVD やテキストを見た人であれば、おそらくぼんやりとすっきりしない感じが残ったのではないかと思います。
私も同様に、テキストや DVD を見たときにいくつかの点において整合していないような印象を受けました。これらは、単に誤字脱字、乱丁のようなレベルのものではなく、明らかに現在の教材の内容と相いれない箇所があることを示唆していました。
そこで、テキストとDVD に出てくるキーワード等を基に、その理由を調べてみました。
独自調査の結果
すると、レビューでも紹介しているように、「スコットペリーの発音大学」は、過去に別の商品として発売していた商品の一部を流用して発売している可能性が高いことがわかりました。
元の教材は “Soundwave Nu Accent” という商品名で、この「スコットペリーの発音大学」と音声認識ソフト等がセットになって、現在の販売元とは違う会社から発売されていたようです。
すでに発売中止になっていますが、過去にこの商品を販売していたサイトは以下のサイトです。もしかしたら、いずれ削除されてしまうかもしれませんが、現時点では表示可能です。(念のためリンクは避けてあります。)
■富士山.com ”Soundwave Nu Accent”http://174.129.252.111/control/product/~product_id=1105538
前述のように、本製品にはテキストに書いてあるけれど DVD にはない項目や項目の順番がおかしいなど不一致がありますが、それはこのような経緯があったからだと思われます。
ただ、再販売するにあたって、このような点を修正することは当然できたとは思います。現に、目次は新規になっています。
一部のレッスンが削除されていた
さらに、元の “Soundwave Nu Accent” に含まれていて、「スコットペリーの発音大学」からは削除されている内容があることもわかりました。
それは「Scott Perry Tougue Position」という項目で、これは発音ごとに口の中を図示したものです。その名の通り、特に舌の動きを示しています。
この部分については、動きの付いた CG+新規に口の動きを録画しなおしたうえで、現在同社から
「ネイティブスピーク」として発売されています。
「スコットペリーの発音大学」を一通り見た時に、元々あるべきものがないような、どこか物足りない感じがしていたのですが、それはこのような背景があったからかもしれません。
以上については、現時点で唯一当サイトのみが記事にしています。
「スコットペリーの発音大学」の詳細レビューはこちらです。