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「スコットペリーの発音大学」の詳細レビュー

日本人に特化した指導で30年のキャリアがあるネイティブ講師が作成した
オリジナルの発音改善メソッドを学べる
中級者以上向けの英語発音教材

スコットペリーの発音大学


監修者のスコット・ペリー氏とは?

スコットペリーの発音大学のスコット氏

本教材の監修者である、スコット・ペリー(Perry Howard Scott)氏は約 30年もの間、日本人に特化した英語発音の指導にあたり、現在までに 2,000人以上の日本人に指導を行ってきています。

現在まで、多くの国際企業での発音指導や一般向けセミナー、ワークショップを行うほか、ハリウッド映画界や日本のエンターテイメント界の第一線で活躍する俳優やシンガーなどへのプライベート発音指導、発音コンサルタントなどを多く行っています。

日本では英語教育に関する著作があるほか、「リスニングパワー」「ネイティブスピード」など、いくつもの教材を作成しています。




教材概要


教材の構成

スコットペリーの発音大学 スコットペリーの発音大学 スコットペリーの発音大学 スコットペリーの発音大学

 テキスト 1冊(全33ページ)
 DVD 3枚

■テキスト

テキストは、大きく分けて3つの内容に分かれています。

・The Seven Secrets(7つの秘訣)
・Work Book(各エクササイズ)
・Skit(スキット)

「The Seven Secrets(7つの秘訣)」は、全体の根底にある考え方とテクニックです。

また、「Work Book」は具体的なトレーニング内容、「Skit」にはヒアリング練習のスクリプトと訳が書いてあります。

■DVD

DVDの内容は、以下の通りです。

 DVD1:テキストに基づいたトレーニング動画
 DVD2&3:過去に行われたスコットペリー氏のセミナー動画

テキストと照らし合わせると、DVD 1 が「Work Book」と「Skit」の内容、
DVD2と3はテキストの内容が全体的にちりばめられている感じです。

また、DVD 1の冒頭では、DVD1のトレーニングを始める前に
「The Seven Secrets(7つの秘訣)」を先に読んでおくよう指示があります。

これは、この「7つの秘訣」を意識しつつ、各トレーニングに取り組むことで、
より効果的に練習を進めることができることができるからです。



以下、教材の詳細をレビューしていきます。

教材内容の解説

■The Seven Secrets(7つの秘訣)

日本人が「英語を英語らしく話せるようになるため」の、7つのポイントが書かれています。

1. Breathe Deeply 深く息を吸い、空気を出し切るまで息を使い切る
2. Stretch Your Words 単語の語尾を引き延ばし、自然に終わらせる
3. Blend Your Words 単語の語尾の音と次の単語の最初の音を繋げる
4. Use Your Nose 舌の後方上の奥歯に付け、鼻を通した音を出す
5. Raise Your Lip 上唇を上げて、高いピッチの音を出す
6. The 4 Lip Positions 各音を4つの唇の形に分類して発音する
7. Increase Your Speed ネイティブスピーカーの話すスピードで話す

これらを根本的なメソッドとして、次の「Work Book」のトレーニングを行います。



■Work Book

はじめにテキストをざっと確認し、あとは動画を見ながら練習します。

動画には以下のようなトレーニングが収録されています。

スコットペリーの発音大学 スコットペリーの発音大学



 ・アルファベットの発音練習
 ・口と唇の筋肉のウォーミングアップ
 ・4つの唇の形
 ・バイブレーションサウンド
 ・上唇を上げながら発音
 ・上唇を下げながら発音
 ・ナチュラルスピードで発音
 ・「Aha」の発音練習
 ・「Eh」の発音練習 他

いずれも、同じ音を何度もゆっくり繰り返すような、一般的にイメージする練習ではなく、
色々なパターンのエクササイズが比較的ナチュラルスピードに近い感じで、次々に展開されていきます。

発音も単音のみではなく、単語単位や文章で繰り返されることが多いです。



■Skit

主にネイティブスピーカーの出演者による短いスキットが5つ収録されています。

これらを以下の流れで聞き、内容を把握していきます。

 1. 字幕なしで見る
 2. スキットに出てくる単語がいくつか表示される
 3. 英語字幕ありで見る
 4. 再度字幕なしでヒヤリング度をチェックする

スコットペリーの発音大学 スコットペリーの発音大学 スコットペリーの発音大学



すべてのスキットは、ほぼナチュラルスピードで展開するため、かなり早いです。



■DVD2&3 過去に行われたスコットペリー氏のセミナー動画

スコットペリー

(おそらく2011年に東京で行われた)スコットペリー氏のセミナー動画です。

本テキストとDVD1に含まれるような内容を軸に、教材本体に含まれていない内容についても話しています。

おそらく、このセミナーは、教材本体が作られた時期よりもかなり後のため、
今実際に教えている内容も変わってきているのかもしれません。

セミナー内ではプレゼン資料をプロジェクターで順次映しながら進めていますが、
全体的にはスコットペリー氏が思いつくまま話しているといういう印象があります。

これはスコットペリー氏の他の教材でも見られる傾向のように思いますが、
ステップバイステップで進めていくという感じではなく、
いろんなタイプのメソッドを次々に繰り出していって、そのまま終わる、という感じです。
(単に日本人的な発想とアメリカ人の発想の違いなのかもしれませんが)

内容については、さすがに30年近く日本人の発音矯正に携わってきただけあり、
聞いていて頷ける点が多いです。

ただ、見ながら一緒に練習をするようなシーンはあまり多くありません。
基本的には根本になる考え方、メソッドやトレーニングについての説明が主です。


微妙なポイント

■DVD1

・全体的にスピードが速い

・テキストに書いてあるのに、DVDにはない項目がある

・テキストとDVDの項目の順番が一致していなかったり、誤植が多い

・Skit はネイティブの日常的なシチュエーションにおける会話だが、
 特に汎用的な内容ではないので、リスニング練習目的だとしてもやや微妙
 (トピックの例としては、「車の事故に会った」「彼女にプロポーズする相談」など)

・Skit には一部日本人が出演していたり、発音が微妙な外人も出演している

・この Skit は、スコットペリー氏が作成した「リスニングパワー」にも一部流用されている

■DVD2&3

・セミナーでは、ところどころ通訳がスコットペリー氏の英語を訳していないため、
 英語初級者には理解できない可能性がある。
 (これは、スコットペリー氏が中途半端に日本語を織り交ぜて話している事が原因。
 通訳をしたことがある人(プロじゃなくても)は思い当たることがあるかもしれませんが、
 このパターンで話されると、とても通訳しにくいです。)

■全般

・DVDの「Scene Select」で選択できるチャプターが各チャプターの始まりではなく、
 各項目の途中から再生される。


独自調査で判明した事実

テキストの内容やDVD 1枚目のアナウンスなどで一部理解できない点があったため、
独自に調査をしました。

すると、テキストとDVD 1枚目については、
過去に別の商品として発売していた商品の一部を流用して発売していることがわかりました。

スコットペリーの発音大学の旧商品

前述のように、本製品にはテキストに書いてあるけれどDVD はない項目や項目の順番がおかしいなど不一致がありますが、
それはこのような経緯があったからだと思われます。
(ただ、再販売するにあたって、このような点を修正することは当然できたと思います(目次は新規になっています))

上記の詳細については、こちらの個別ページで紹介しています。

以上については、現時点で唯一当サイトのみが暴露しています。


スコットペリーの発音大学を本音でチェック!



チェックデメリット

DVD1 は全体的にスピードが速い
テキストとDVDの内容の不一致や誤植などが多い
セミナー動画がところどころ日本語に訳されていない

チェックおすすめできない人

教材は最初から最後まできちんとした構成や内容ではないと購入したくない人
日本語混じりの英語でも通訳がないと説明を理解できない初心者

チェックメリット

他の英語教材等にはない独自のメソッドが盛りだくさん
発音記号を使わずに英語の発音を学べる

チェックおすすめできる人

中級者以上である程度のスピードに耐えられる人
自分なりに内容を理解して勉強できる人




総評

前述のとおり、教材の内容の不一致など、あまりにも突っ込みどころが満載なので、
正直言って誰にでもおすすめできる商品ではありません。

こういった多くのデメリットに触れず、この商品をイチオシしているサイトがあるようですが、
実際に商品を確認しているのか気になるところです。

ただ、基本的なコンセプトやメソッド自体は悪くありませんので、
レッスンを実行すれば英語の発音を良くすることが期待できる内容だと思います。

また、日本人には作れそうにない、ネイティブならではの発想に基づいた独自のトレーニングが
沢山詰め込まれていますので、オリジナリティの高さと情報量はそれなりに評価できます。

そのため、英語の中級者以上で、自分なりに内容を咀嚼して勉強できる人、
また上に書いてあるデメリットに多少目をつぶれる人には、
「スコットペリーの発音大学」をおすすめします。


購入前のご相談窓口

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  スコットペリーの発音大学の公式サイトはこちら

公開日:
最終更新日:2015/12/21